こどもちゃれんじでも有名なBenesseが運営する「たまひよの写真スタジオ」ですが、利用者の満足度が96%(2018年6月時点利用者アンケートによる)という驚異的な数字に、ずっと疑問を抱いていたにこる(@choco2col)です。
子供撮影って機嫌とるのも大変なのに…そんな事、ある?盛ってない??
にこる
今回は、そんな気になる写真スタジオについに潜入!体験してきたので、本音も交えてレポートさせていただきます。
MOKUJI
今回伺ったのは「武蔵小杉店」
たまひよの写真スタジオは現在、都内近郊(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に18店舗展開していますが、各店舗によりスタジオの背景や小物、着物や洋装等の衣装が細かく異なります。
事前に公式ページで各店舗ごとに取り扱っている衣装やスタジオの様子などを確認出来るので、検討した結果今回は「武蔵小杉店」にお邪魔させて頂くことにしました。
最寄駅から店舗まで無事にたどり着けるかな??
にこる
店舗の所在地やGoogleマップが表示されているサイトはたくさんありますが、ここまでわかりやすい行き方案内を載せてくれているところにも好感が持てますね。これがあると無いのとでは、方向音痴にとっては大違いなんです。
行き方案内のおかげで迷わず到着!
スタジオは3階で、一見外階段から行けそうですが、向かって左側にある灰色のエントランスから入ります。
ハウススタジオのため路面店の様な店構えではなく、入口にあるインターホンで301号室を呼び出し、入店する感じになります。
予約制なので事前案内された時間ぴったりに行く
撮影日は公式ページから予約ができますが、予定日の前日までに電話連絡があります。その時に言われた事は、「待つ場所が限られるので、時間ぴったりにお越しください。」という事。
今回は七五三撮影で着物の着付けなどもあるので、予約時間の10分前を指定されました。それでも更にそこから5分前に着いてしまった私達ですが、入店してみてはじめてぴったりに来ての意味が分かりました。
入口こそガラス扉ですが、普通に一般家庭くらいの玄関といった感じです。手前の椅子などは撮影に使う小物ですね。
入口のすぐ横で待たせてもらいましたが、たぶんこのソファとかも撮影小物かな?一時的に待機場所にしてる感じ?
少しすると撮影担当の方が来て、撮影時に着る和装、洋装はどれにするか選定します。公式ページに掲載されていたのと全く同じデザイン、点数の衣装が準備されているので、事前チェックしているとスムーズに選定は終わります。
プライベート空間のようなスタジオ内
実際に行ってみるまで、ハウススタジオとは一体・・・?と思っていました。普通の撮影スタジオと、何が違うのか。
まずスタジオ内に通され、感じた事は、本当に普通のお部屋のような感じで、撮影補助に使う照明やスタンド類は一切置いてなかった事。照明が無いのでもちろん床にコード類も転がっていません。
部屋には大きな窓がありますが、強い光が反射しないように磨りガラスになっています。ここから入る自然光だけで撮影するようですね。ちょっと暗いですがiphone撮影ではこれが限界です(笑)
事前にこれを知っていたので、今回カメラを持っていこうか本当に悩みましたが、やっぱり子供に撮影に集中してもらいたいため、今回の記事内の写真は全てiphoneで撮影しています。
バラの背景の右奥にはソファと白いレンガの壁、ヴィクトリア調の壁があります。それぞれに撮影イメージがあるんでしょうね。ふんわり優しい感じがします。
黄色い壁の後ろは鳥かごの絵が可愛い背景がありました。そして天井にカメラが設置されている事にビックリ!きっとこれは生まれたばかりの赤ちゃんや、おひるねアート的な撮影で赤ちゃんの自然な笑顔を引き出すために使うんでしょうね。
着付けや衣装替えは全部スタジオ内で
セットスタジオではないので、部屋の扉を閉めたら他のお客さんから見られる心配はありません。着用スペースとしては十分すぎるくらいゆったりです。
着付けも全て撮影担当スタッフさんがやってくれます。実際にカメラで撮影してくださる方と、子供の気を引いてくれる方と2人一組で担当してくださるようです。
最初は楽しそうにしていためーこ・・・ 慣れない着付けで重くなっていくたびにどんどん表情の雲行きが怪しくなってきました。そしてまだ心を開ききれないスタッフさんに人見知りオーラ全開です。
ちなみに髪飾りはいくつか種類があって自由に選べます。女の子の場合は七五三に向けて髪の毛を伸ばしている子も多いと思いますが、ヘアセットはしてもらえません。
めーこはおかっぱ頭で特に希望もなかったので気にならなかったのですが、ママがセットする手間はあるかもしれません。(スタジオ内にヘアセットするスペースはありましたが、撮影時間もあるので手際よく済ませないといけないかも・・・)
撮影スタート!
にこる
さっそく気を引く担当?スタッフさんがあれこれ始めてくれます。
「ねぇ、みてみて!しまじろうがすべり台滑りたいって!」
「みてみて~!シュー!」(しまじろうはそのままレンズの方まで)
もしかしたら気になる人は気になるのかもしれないですが、めーこが何かアクション起こすたびにスタッフさんは「可愛い~!」「可愛い!!」言うんです。
むりやり言ってる感はなく、自然に何回も何回も可愛いって言ってくれるので、親としてはなんだろう・・・うん、
にこる
いろんな小道具をとっかえひっかえ持たされてどんどん撮影していくのですが、見ている側としては「え?それもう終わり?もうちょっと撮って欲しい・・・」と感じるのですが、とにかくいろんなパターンを子供が飽きる前にどんどん変えていきます。
MEMO
ちなみに撮影は連写なしで、1回1回確実にシャッターを切っていました。子供撮影って一瞬の笑顔とか逃しやすいので連写をおすすめする方も多いですが、枚数が多くなるとその分選定も時間がかかるので、撮影後にすぐにデータを持ち帰れるという利点にも繋がるんでしょうか?
私は結構、「今のその!」「あっ!今の撮って欲しかったのに・・・」と思う事が多かったです。
うさぎさんのぬいぐるみギュ~してみたり・・・
753の小物の「3」だけ持たされてみたり・・・
「女の子だから足は綺麗にそろえようね」
(落ち葉が気になって仕方がないめーこ・・・)
子供相手なのでうまくいかない撮影もありますが、とにかくパターンが多かったと思います。ちなみに七五三プランには、基本「家族写真」も含まれますが、今回は家族写真を希望しなかったので、その時間分多くのパターンを組み込んでくださったんだと思います。
- 着物と同じ柄の巾着を持って
- 千歳飴を持って
- 傘を持って
- 手毬で遊ぶ姿
- 753の数字のモチーフと一緒に
- 753の3のモチーフを持って
- 落ち葉とパーテーションの背景で
ここまで撮影した後も、「他にご希望のポーズや、してほしいことなどありますか?」と聞いてくださいました。特に思い浮かばなかったので、大丈夫ですと答えてしまいましたが、今思えば鳥かごの背景で1枚写真が撮りたかったな・・・と後悔しています。
この後、洋装のドレスにお着替えして雰囲気の違う撮影に入ります。
- 753の本モチーフとハイチェアに座って
- 753の3の本を持って
- ブーケを持って
- シャボン玉の中で遊ぶ姿
- ミニピアノを弾く姿
- 絨毯に寝そべって頬杖する姿・・・など。
最後の方は撮影にもだいぶ慣れてきたのか、笑顔が結構見られました。
撮影前に「着物の写真を多めでお願いします。」と伝えましたが、撮影に慣れてきて笑顔になるのは最後の方なので、出来れば洋装をはじめに撮影→次に着物撮影が良かったかな?と感じました。
きっと着付けの関係とかで最初は着物から、などマニュアルがあるのかもしれないですね。
撮影終了後は撮影スタジオ内で待機します
全ての撮影が終わったら、着てきた服に着替えてデータ処理されるのを待ちます。時間にして15分位は待ったような気がするのですが、この間はスタッフの方もおらず、結構自由にしていられます。
ベネッセなのでこどもちゃれんじの教材や、しまじろうの絵本などが置いてありました。しまじろうコンサートの「ぼうけん!はっけん!たからじま」の絵本が置いてあったので、食い入るようにペラペラ開いていためーこ・・・
たまひよのエデュトイ?なんかもありました・・・本当は勝手に遊んじゃダメなのかもしれないですが(笑)どこかから勝手に持ってきて勝手に電源入れて遊んでためーこ・・・
それと、待ってる間これが一番楽しかったというか、可愛い柄の背景でちゃっかり自分のスマホで撮影しまくってしまいました。やっぱりスマホでもママ相手だと笑顔の感じが違いますよね。
スタジオ撮影体験まとめ
しばらく待つと、撮影した画像が入ったipadが渡され、写真を確認できます。
この時、撮影データ以外にフォトブックや台紙写真などのオプション商品の説明がありますが、撮影データは持ち帰れるため無理にすすめられる事はなく、さらっと案内される程度です。
今回頂いたデータは、全100枚でした。プランでは「撮影データ75枚以上お渡し」とあったので、少し多めですね。目をつぶってしまったものなど、何枚かは排除されての100枚だと思います。
スタッフさんの対応も最初から最後まで親切丁寧で、過剰な接客に慣れていない庶民な私は、入店時にエレベーターの前でお辞儀をして待機してくれていたスタッフさんに、申し訳ないとまで思ってしまいました。
他の撮影スタジオと比較して
こども写真スタジオは他にもいろいろありますが、国内外に店舗を持つ業界最大手のスタジオアリスが有名ですよね。
以前、お宮参りの写真撮影をお願いしましたが、どちらも一長一短あり比べるのは難しいと感じました。気になったところだけ何点かご紹介しておきます。
- スタジオ内の広いスペースで着替えられる
- 照明などはなく自然光のみの撮影なので、赤ちゃんにかかるストレスが少ないかも
- 遊んでいる自然な1枚も残してくれる(目線じゃないもの)
- 撮影した写真のデータをほとんど全部持って帰れる
- 金額表示が明確で、それ以上かかる事はない(オプション品を別に注文するとプラスになります)
- 店舗数が限られるので遠方だと行きたくても行けない
- 選べる貸衣装の種類が少ない
- ヘアセットしてもらえない
- 選べる貸衣装の種類が豊富(時間内なら何度でも着替えられる場合が多い)
- 店舗数が多いので近場で気軽に撮影しに行ける
- ヘアセットもしてもらえる
- 写真データはもらえない(データ購入できるのは撮影1年後から)
- 撮影後に写真を選ぶ時間が結構かかる
- アルバムや台紙写真など商品を購入するシステムなので、撮影状況によりどのくらいお金がかかるかわからない
- セットスタジオで狭い場合が多く照明もあり
個人的に思うのは、パソコンなどで自分で年賀状やカードを作れる方は断然たまひよの写真スタジオがおすすめです。頂いたデータを切り取ってコラージュ、加工なども出来るので、幅広く利用する事ができます。
年賀状シーズンになれば、各本屋さんに所狭しと年賀状作成CD付き冊子が販売されますよね。それらを利用すれば自分でも簡単に作成する事ができます。
スタジオアリスはとにかく衣装が豊富でヘアセットもしてくれます。あれもこれも、と欲張りたい方は断然おすすめですが、まだ小さい赤ちゃんの撮影には、照明も含め少しストレスを与えてしまいかねないかな?と思いました。(撮影後も画像選定に時間がかかります)
いずれもメリット・デメリットはありますが、子供の成長はあっと言う間です。「今」しか撮る事ができない貴重なこの時に、非日常的な空間でご家族そろって記念撮影する事は後に良い思い出になります。
この記事が、これから撮影をされる方の参考になれば幸いです。
参考 「一瞬のかわいい」を一生の宝物にたまひよの写真スタジオ 参考 記念写真撮影なら「こども専門写真館」スタジオアリス