乳児期の赤ちゃんはあっという間に成長してしまいます。日々成長していく姿を見るのはとっても微笑ましい事ですが、「今」しか撮る事が出来ない可愛い写真を撮って記念に残しませんか?
そうは言っても新生児から1歳半位までの間は、心身共に全く余裕のない酷い子育てをしていたにこる(@choco2col)です。
特に初めての育児と向き合っているお母さんの大変さは、想像以上ですよね。今回はそんなお母さんに「笑顔」をお届け出来るように、身近なものを使って撮影する「おひるねアート」のアイデアをご紹介します。
おひるねアートとは?
「赤ちゃんに背景や小物をつけて撮影する、赤ちゃんと一緒に作るアート写真」
引用:日本おひるねアート協会
どれも赤ちゃんを撮影する事に変わりないのですが、中でも「おひるねアート」はその文言自体に商標登録があり、全国で専門の認定講師育成や撮影会の開催などを行っている企業になります。
その撮影会に参加すれば、誰でも簡単におひるねアート写真を撮影する事が出来るのですが、私は生後2~3ヶ月の子を連れて外出する事にものすごい恐怖心がありました。
にこる
育児が大変すぎてそれどころじゃない?
にこる
私事ですが産後退院してから、いきなり独りぼっちで初めての育児がはじまった私は、その後数ヶ月の間は慣れない育児が心底辛くて毎日独りで泣いていました。
実母は数年前に亡くなり、気の合わない義母の手伝いは正直迷惑でしかなく、一日、一時間がものすごく長く感じ、自分がやりたい事は何一つ出来ず、楽しい事なんて何にもない!と思っていたんです。
そんな辛い日々を送っていたある日、友人が自宅に遊びに来てくれて、その時に初めておひるねアートの存在を知りました。
にこるの友達
その時めーこ既に生後2ヶ月半・・・
おひるねアートの存在を知った時、すぐさま「私もやりたい!」とは思いましたが、自宅で自分で背景を用意し、撮影する事を考えると、ただでさえ日々いっぱいいっぱいの自分の首を絞めかねない・・・という迷いもありました。それでも迷ってる間に子供はどんどん成長してしまいます。
おひるねアートを見て「可愛い!」と思えたら、「私もやってみたい!」と前向きに考える気持ちをどうか優先してほしい!
それまで本当に苦しくて心底辛かった育児が、「かわいい!」「やってみたい!」と思える前向きな気持ちにシフトしている自分に気がついたのもおひるねアートの存在を知ったのがきっかけ。
にこる
めーこ
▲育児って思ってたより余裕だな?という強者は読み飛ばし推奨です(笑)
出来るだけお金をかけず、手作り感と個性を出せるようにあれこれ考えた私のおひるねアートをご紹介します。これからおひるねアートにチャレンジしたいと思っているあなたのお役に立てれば嬉しいです!
出来るだけ身近にあるものを背景に
背景に置くものは出来るだけ身近にある、いつも使ってる布団やバスタオル、衣類などを取り入れた方が後で見返した時に想い出深い作品になります。それでもどうしても無い色や形があったら100円ショップなどで購入します。
自宅で自由に撮影するので、基本的に背景色や配置する小物などお好みのものでOKですが、撮影する時季に合った背景にすると、後で写真を見返した時にその時の季節を思い出せるのでおすすめです。
今回はじめておひるねアートにチャレンジしようと思って、最初に決めたテーマは「生後3ヶ月記念」でしたが、その時ちょうど桜の季節だった事もあり、背景には桜の木を入れ「お花見」風にしてみる事に。
あまり深く考えず、直感で配置
この敷きパットと布団カバーは、当時現役で毎日使っていたものです。この色具合・・・まさにこの日のために購入したの?と言わんばかりの色の組み合わせだったので即採用。
桜の木の幹は私の夏用カーディガンです。幹の歪んで曲がった感じも自在に配置できるのでおすすめです!レジャーシート風の敷物には過去に購入して押し入れで眠っていたテーブルクロスを。
桜の花の部分は100円ショップで買ってきたはぎれ布です。それを桜の木の形になるように置いて、それでも生地が足りない部分にはフラワーペーパーで作ったお花と、造花を隙間に置いて埋めています。
隙間の部分だけだと不自然だったので、他の位置にも何個かお花を置くことでバランスを取っています。
お子さんの機嫌が良ければ、時々背景に寝かせてバランスを見ながら配置するのがおすすめです。
3ヶ月記念だったので、タイトルを入れようと思ってカラーダンボールをはさみで切りぬいて文字にしています。カラーダンボールは100円ショップで買いました。4~5色入っています。
もし難しかったら、いっそのこと「無し!」で大丈夫です。後程ご紹介しますが、今は可愛いフォントがいっぱいで簡単に文字入れが出来るアプリがたくさんありますので、後からどうにでもなるかと思います。
「お花見」感を出したかったので、カゴを腕に通し、中にお弁当箱を入れています。実際にはあり得ないですが、カゴから大袈裟におにぎりが飛び出しています。
カゴやお弁当箱は自宅にあった物で、おにぎりは100円ショップで買ったフェルト布で1個3日位かけて作りました。
育児していなかったら、恐らく2個で1~2時間もあれば出来る代物で、縫い方もかなり雑ですが、縫い目等細かい部分はほとんど見えないので大雑把で大丈夫です。
めーこ
おひるねアート撮影時のコツ
撮影する機材ですが、一眼レフカメラで撮影する人もいればスマホで撮影、という方もいらっしゃいますよね。いずれも斜めから撮るのではなく、背景に対して90°直角の位置で撮るのが理想的です。
もしスマホで撮影されるなら、今は「自撮り棒」という超便利なアイテムがあるので、出来れば手元でシャッターが切れてなおかつカメラのレンズは赤ちゃんの顔の真上で撮るのがおすすめです。(背景に対して赤ちゃんの配置や構図にもよるとは思いますが)
一眼レフやミラーレスカメラ等、ファインダーを覗いて撮影するカメラの場合は、直角度から撮るのはほぼ不可能なので、思い切って腕を伸ばし、ファインダーを全く見ずに片手で撮影するのがおすすめ。
撮影時の画面の傾きは後述するアプリ等で編集すると割り切り、空いたもう片方の手を振ったりして子供の気を引く行為をしたりします。
身長が低め方は椅子の上に立って、高い位置から撮影すると広範囲撮れるのでおすすめです。
ここで一番重要な事。シャッターは必ず「高速連写」で!今はスマホでも高速連写出来る機種がほとんどですから、その機能を使って撮影する事で、ほんの一瞬の笑顔も逃さず拾ってくれるチャンスを増やしましょう。
写真は後から気に入ったものだけをゆっくり選別すれば良いのです。
目線にこだわらない
赤ちゃんが最高の笑顔でカメラ目線をくれたらやっぱり嬉しいですよね。でも撮影に拘りすぎて赤ちゃんの気持ちを優先するという事を忘れないで。
あともうちょっとで良い写真が撮れそうなのに・・・と思っても、赤ちゃんが飽きてきて機嫌が悪くなったり、調子がイマイチだったりしたら潔く諦めて後日再開するなど、仕切り直ししましょう。
その子その子の機嫌の良い時間帯などを狙って撮影できたらいいですね。
今回のおひるねアートで、我が家のベストショットはこの写真になりました。目線ではないですが、桜の木を見て「綺麗だね~!」って言ってくれているような気がして私はとてもお気に入りです。
写真アプリで加工するのもあり!
トリミングや傾きなども簡単に直せて、色も鮮やかに出来たり、エキストラも簡単に増やせます。
無料で利用出来るアプリも多く、スタンダードな写真が一気に華やかになるのでとってもおすすめ!
気をつけたいのは、写真は加工すればするほど「画質」が落ちるので、やり過ぎは禁物です。
それでもL判~ハガキサイズ位の写真プリントであればそれほど気になる影響はないと思いますので、こういったアプリも上手く利用して思い出に残る1枚にアレンジしましょう。
私が今回利用したアプリは「LINE Camera」です。おひるねアート材料の説明画像もこちらを使って吹き出しを入れました。
最後に
私はおひるねアートに出逢うまで、子育てにおいて本当に「絶望」すら感じていました。育児ノイローゼ一歩手前だったかもしれません。
それでも周りの人は「自分の子供は可愛いでしょう?癒されるよね~?」などと平気で言ってきます。
もちろん、そう言ってくる友人や親戚に悪気はないのもわかっています。
正直言うと、私はその頃のめーこを「可愛い」と思えませんでした。誰にも相談する事も出来ずにただただ辛い日々を過ごしていたんです。
子育てにおいて、辛い毎日をいきなり楽しく変える事は難しいのかもしれません。でもこのおひるねアートとの出逢いが、その辛くてネガティブな思考から私を救ってくれたきっかけになった事は間違いありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。私の作ったおひるねアートの背景や配置など、もし気に入っていただけたらそっくりそのまま真似して頂いても構いません。楽しい事は是非みなさんで共有しましょう。撮影されたら是非私にも教えてくださいね(喜’v`*)
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