家族を大切に想う方へ心からおすすめしたいDisney映画「リメンバー・ミー」の魅力をご紹介!

リメンバーミー 映画 感想

「リメンバーミー」のブルーレイが発売されたら発売日に絶対に買う!!と意気揚々と決め込んでいたにこる(@choco2col)です。

2018年7月18日に全国で発売開始されましたが、日本での映画公開が同年3月16日からだったので、そんなに早く発売されないだろうと油断していた私がすでに発売されていたのを知ったのは、奇しくも8月4日の自分の誕生日当日の事でした。


今回ご紹介するDisney・PIXAR映画「リメンバー・ミー」ですが、最初は興味すらありませんでした。主人公の男の子「ミゲル」も初めは全然魅力的に思えなかったし、それ以外の登場人物も「ガイコツ」ばかりで、映画館に行ってまで観たいとは思えなかったんですよね。

そんな私が、2018年3月16日の映画公開初日に雨がザーザー降る中、ひとりで映画館に向かって、ひとりで鑑賞した映画がこの「リメンバー・ミー」です。滅多に映画館に行かないのに、その一週間後にまたひとりで同じ映画を鑑賞しに行くという展開に。

リメンバーミー

たいせつな人とぜひ一緒にみてほしい映画

なぜ公開初日に観に行こうと思ったかと言えば、以前からすごく興味のあったメキシコの伝統行事「死者の日」をモチーフに創られた映画だと、公開直前に知ったからです。

映画の内容については万人受けではないかもしれない。Disney映画の中でも特にアニメーション映画は子供向けという印象も強く、子供のために観に行ったら一緒に観ていた親御さんの方が感動してしまったという話も良く耳にしました。

昔から仲の良い友人達(全員独身女性)には軒並み不評で、同時上映だった「アナと雪の女王」の短編映画の方がよっぽど良かったという人も何人かいました。

この映画を特におすすめしたい世代

  • 子育て真っ最中のパパ・ママ世代
  • 子育ても一段落、自分の時間に余裕がでてきた世代
  • ずっと大切にしたいと思う誰かに出逢えた人
  • いつも感謝しているのに気持ちを素直に伝えられない人
  • 将来やりたいこと、夢や希望がハッキリしている人

その中でも特に、いつも家族を想い心から大切に思っている方におすすめの映画です。

本編の簡単なあらすじ

メキシコの陽気な音楽であふれる町、サンタ・セシリアに住む少年ミゲルは音楽が大好きだったが、ミゲルの家族は過去に起こった悲しい出来事から、楽器はおろか鼻歌でメロディを奏でる事すらも、音楽に関わる一切の行為を禁止されていた。自宅の屋根裏部屋でこっそりギターを練習していたミゲルは、この町が生んだ偉大なミュージシャン、エルネスト・デラクルスに憧れ、自分も彼のようになりたいと思っていた。

毎年、死者の日に自宅の祭壇に飾られる家族の写真に、ミゲルの高祖母の隣に写る高祖父の顔の部分だけが切り取られた写真が飾られていたが、些細な事からその写真の隠された部分を発見し、そこには顔の部分が破かれた高祖父の手にエルネスト・デラクルスの愛用していたギターが写っていたため、ミゲルは自分の高祖父はエルネスト・デラクルスだから自分はこんなにも音楽に惹かれるんだと確信した。

そんなミゲルは死者の日に開催される音楽コンテスト出場を考えるが、家族に反対され、大事にしていた自分のギターを壊されてしまう。ギターが無いとコンテストに出場させてもらえない事を知り、デラクルスの祭壇に飾られていたギターを一晩借りるだけと称し手にした時、ミゲルの身体は「生者」には見えず、「死者」にだけ見える呪いにかかってしまう。

呪いを解くには、すでに死者であるミゲルの家族から許しを請わなければならなかった。そのため、死者の国に入国することになったミゲルは、高祖母であるイメルダに許しをもらおうとするのだが、イメルダは過去の悲しい出来事から家族に音楽を禁止させた張本人で、許しを与える代わりに「二度と音楽をやらないこと」と条件を付けくわえようとしたため、イメルダからの許しで生者の国に戻る事を拒否し、自分の高祖父であるデラクルスに許しをもらおうと、彼を探す事にする。

そんな時、デラクルスを知るという陽気な男「ヘクター」と知り合い、彼を紹介する代わりに、生者の国に戻ったらヘクターの写真を祭壇に飾って欲しいと頼まれる。生者の国で祭壇に写真が飾られていない者は、死者の日にだけ現れる「死者の国と生者の国をつなぐマリーゴールドの橋」を渡って家族に会いに行くことが出来ないというのだ。

そんな二人が協力しあい、ミゲルはやっとの思いで憧れのデラクルスと対面するのだが、それをきっかけにヘクターに隠された悲しい過去の出来事を知る事になってしまう・・・

この映画はメキシコの人々へ向けたラブレター

この映画に携わったスタッフの方々は、美しく多様な文化を持つメキシコを以前から愛していました。メキシコの豊かで複雑な歴史と文化をきちんと描き出したいと、映画製作に着手する前に何度もリサーチの旅に出たそうです。

その時に出逢った地元の人々から、信じられらないほど温かく寛大な歓迎を受け、たくさんのインスピレーションを感じ、それらがこの物語の原点となりました。

綿密なリサーチがあったからこそ、メキシコで古くから親しまれている行事や娯楽、生活習慣など、細かな日常も実にリアルに再現されています。メキシコへの愛がなければ到底描くことのできない世界です。

そこに愛があるかどうかは、作品を観たらすぐにわかります。今までメキシコという国に全く興味がなかったという方でも、この映画を観終わる頃には少なからず気になる点が出てくるのではないでしょうか?

にこる

物語の序盤でリアルな映像に息をのむ

ミゲルは家族に音楽を反対され、自宅の屋根裏部屋で隠れてギターを練習します。そのシーンが実にリアルで、まるで現実にギターを弾く少年を目の前にしているような錯覚に陥るほど。

後で知りましたが、この映画の製作スタッフの中でギターを満足に弾ける人は1人もいなかったそうなんです。

ギターが堪能な人を呼んで研究したのか詳細は不明ですが、とにかくギターの弦を押さえる一本一本の指から、ミゲルの肌の質感、テレビ映像の光反射まですべてがとてもリアルに描かれていて、そのシーンだけで映像の美しさにため息がこぼれます。

死者の国から生者の国への出国システム

メキシコの行事「死者の日」には、死者の魂が戻ってくると言い伝えられ、マリーゴールドの花で装飾された祭壇に故人の写真を飾り、生前好んだ食べ物やお酒をお供えして家族や友人らと共に故人に想いを馳せるという風習があります。

日本の「お盆」に似ていますが、白黒が基調でしんみりとしたイメージが強い日本の行事とは正反対で、派手な祭壇や陽気な音楽で盛り上がるそのスタイルは、メキシコ人の血筋によるものなのかもしれません。

この映画では、そんなメキシコの伝統行事が忠実に再現されていると共に、誰も見たことがない死者が住む世界「死者の国」や、死者の日にどうやって故人が家族のもとに戻ってくるのかが実に鮮明に、面白く、遊び心いっぱいに描かれています。

死者の国から生者の国へ出国を希望する者は、「生者の国で祭壇に写真が飾られている事」が絶対条件となり、専用の機械で顔をスキャンする事で飾られている写真の有無が確認できるシステム。まるで現実の世界で我々が海外へ出帰国する時に通る税関や出入国ゲートのように描かれています。

ご経験された方はわかるかもしれませんが、税関を通る時のちょっぴりドキドキした気持ちや、この先待っているであろう楽しい出来事にわくわくする気持ち、それらが交差された絶妙な表情や動きがしっかりと再現されていて、見ているこっちもわくわくしてくるのです。

主人公ミゲルを演じた子役がとにかくスゴイ!

ミゲルは12歳の少年ですが、日本語吹き替え版のミゲル役を演じたのが当時13歳の石橋陽彩(いしばしひいろ)くん。

彼は現在、エイベックスに所属し、舞台やCM、テレビ出演など多方面でご活躍されていますが、中でもその歌唱力の素晴らしさには定評があり、youtube動画でもかなり話題になりました。

参考 石橋陽彩オフィシャルサイトトップページ

彼はミゲルの声を担当するだけでなく、物語の中でミゲルが歌うシーンは全て自前の歌声を披露しています。

そのキャラクターの声優なんだから、一見当たり前のように思われるかもしれませんが、アニメーションのDisney映画で、キャラクターの声優が劇中歌を歌うという事はかなり稀な事なんです。

最近では「アナと雪の女王」でエルサ役の松たかこさん、アナ役の神田沙也加さんが劇中歌も歌われたという事で話題になりましたが、お二人は舞台やミュージカルなどの経験も豊富で、すでに多彩な表現力をお持ちでした。

一方の石橋陽彩くんは、若干13歳という年齢もあり、それまでの経験もお仕事もそれほど多くはなかった中でのミゲル役への抜擢、劇中歌の起用だったので、そういう前情報も知らずに映画を観た私は「え?これ子役の子が歌ってる?え?マジ?嘘でしょ?違うかな?つーかめっちゃ歌上手いんですけど・・・?」と、当時相当驚いた事を今でも覚えています。

結構歌がうまいな~!って思っていたラプンツェル役のあの「しょこたん」ですら、劇中歌を歌わせてもらえなかったんだよ・・・

にこる

すべては「PROUD CORAZON」という曲を聴くために

この映画のタイトルにもなっている「リメンバー・ミー」は、ミゲルの憧れのミュージシャン、エルネスト・デラクルスの代表曲のタイトルでもあります。

「リメンバー・ミー」は作品の中で何度も流れ、デラクルス、ミゲル、ヘクターが歌うそれぞれのその曲は、同じ曲なのに全く趣きの違う別の曲に聞こえてくるから不思議です。それに加え、エンドロールで流れる同曲を、メキシコ出身のシシド・カフカさんも歌われています。

それだけ何度も劇中で流れ、作品のタイトルにもなっている「リメンバー・ミー」ですが、この映画で届けたい本当の詩は、物語の終盤で流れる「PROUD CORAZON」という曲にあるような気がしてなりません。(日本語タイトルは「音楽はいつまでも」)

「PROUD CORAZON」は最後にたった一回だけ聴くことができます。物語が進み、その曲に辿り着き、穏やかな気持ちで聴いて頂きたいと願わずにはいられない、魂のこもった楽曲です。

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リメンバー・ミーについて想う事まとめ

死者の日に祭壇に写真が飾られていない故人は、死者の国から生者の国にかかるマリーゴールドの橋を渡って家族に会いに行くことが出来ません。ヘクターは、自身が亡くなってから何十年もの間、一度もその橋を渡れず、家族に会いに行くことが出来ませんでした。

ミゲルとの出逢いが、彼に希望を与えた事は間違いないのですが、結局ヘクターがマリーゴールドの橋を渡ってこれたのは、この物語から更に1年後の死者の日でした。

1年後のその日、マリーゴールドの橋を渡れるという事をヘクターはすでに知っていたのですが、それでも何十年もの間、ずっと渡る事が出来ず、祭壇に写真があるかどうかの検問で弾かれていた自身の事を思い返し、一抹の不安に駆られます。

検問を無事に通過し、不安な気持ちから安心して表情が和らぐまでの微妙な気持ちのニュアンスが、ヘクターの表情を通して伝わってきた時、この物語と出逢えて本当に良かったと感じられる瞬間でした。

現実では自身が亡くなった後の世界はとうてい想像もできませんが、大切な家族に会いに行きたいのにずっと何十年も会いに行けずに橋を眺める事しかできない事を思うと、胸が空く想いでした。

私達は幸い、まだ生きています(笑)

事情があって難しい場合もあるかもしれませんが、家族や大切な誰かに会いたいと思ったとき、いつでも会う事ができるし、いつでも感謝の気持ちを伝える事ができるはずなんですよね。

時には相手の事を想って、気持ちを譲っていけたらいいなと思える作品でした。死者の日は毎年10月31日~11月2日まで祝われる伝統行事です。是非この時期に大切な誰かを想い、時間の流れをゆっくりにして鑑賞されてみてはいかがでしょうか?

心からおすすめしたいDisney・PIXER映画「リメンバー・ミー」のご紹介でした。

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