先日、ダイソーのコピックみたいなイラストマーカーのインク容量はどのくらいなのか、自己検証した記事を公開しましたが、なんと同じ100均の「セリア」や「キャン★ドゥ」でもアルコールマーカーが発売されているという事を最近知った、にこる(@choco2col)です。
めーこ
アナログでお絵描きを楽しんでいる方々の間で大人気の100均アルコールマーカーですが、安値で買えるだけに気になるそのクオリティ。
ペン自体の仕様や色見本サンプルなど、すでにたくさんの方がレビューしてくれてはいるものの、インク容量に関してだけは話題にすらなっていない…
にこる
色の名前や仕様など、簡単な紹介も含んで個人的な総評も綴っています。絵を描いてみたい!と思う、あなたの最初の画材選びの参考になれば嬉しいです。
100均マーカーの検証はこちら!
まるでコピック?100均ダイソーで買えるイラストマーカーが優秀すぎるのでインク容量はどのくらいか検証してみた!
キャン★ドゥで買えるアルコールインクマーカーのインク容量はどのくらい?実際に描いて検証してみた!
セリアのアルコールマーカー仕様
ダイソーのイラストマーカーがコピックの形状にまま寄せているのに対し、セリアのマーカーは角が取れてふんわりおしゃれな感じのフォルムになってます。コロンとしてて可愛さすら感じる(主観です…)
見た目は可愛いですが、ダイソーマーカーとほぼ同じ大きさで大柄な上に横から見た厚みも四角形で、持ち心地としては結構な存在感があります。
- マーカーインクは油性
(アルコールタイプ) - 速乾性がある
- ペン先の形状は2種類
⇒ブロードタイプ(太字)ペン幅約6㎜
⇒ブラシタイプ(筆ペン状) - 2色セット販売で100円(税抜)
にこる
ペン先
まず何本か一度にキャップを外して気が付きましたが、ブロードタイプのペン先は角度や方向がバラバラでひどい有様(笑)
本体が四角形なのでそんなに気にならないと言えば気にならないのかもしれませんが、さすがに100円でもこれはひどいな?と思ってしまいました。
めーこ
ブラシタイプは形状に関係ないのでどこからみても綺麗です。このマーカーはそもそもブラシタイプを使用する方むけに作られていて、ブロードタイプはおまけ的存在なのかも(笑)そのくらいブロード方向がひどい。
本家コピックと比べてみると…
筆先の長さがだいぶ違います。セリアの方が短いだけでなく、材質もコピックのようにしなるような弾力はありません。
少し描くだけでぼそぼそと細かい毛羽立ちが出てくる感じ。描くのに見た目は関係ないはずなのに比べたくなるコピックの圧倒的美しさ(笑)
セリアのブラシ側ペン先に関しては散々なご意見が多いですが、個人的には描き味はそこまで悪くないのかな?という感想です。何度も言ってしまいますが、やはり100円でこのクオリティならマジで感謝レベルかもしれません…
にこる
色の種類
2020年1月時点で販売されている全18セット(36色)の色の名前を一覧にしておきますので参考までに。
セリア アルコールマーカー 色の名前 | |
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カラーレスブレンダー ダークグレイ |
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ローズピンク ベビーピンク |
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ピーチベージュ ペールオレンジ |
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アンバー イエロー |
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シアン アップルグリーン |
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スカイブルー ラベンダー |
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ワームグレー クールグレー |
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ブラック ワームグレー-M |
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コーラルレッド スカーレット |
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ライトピンク コットンピンク |
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スモーキーライラック ウィステリア |
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オークル ペールオークル |
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ココアブラウン アプリコット |
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カーキ レモン |
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リーフグリーン カナリアイエロー |
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ペールグリーン ミントグリーン |
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アクアブルー ペールブルー |
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ロイヤルブルー コバルトブルー |
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SERIA |
セリアの色選抜の特徴としては、グレー系が弱いのかな?という印象です。その分ピンク・ブルー・グリーン系の淡色~濃色の幅があるので、カラフルでポップな色合いのイラスト作成時に重宝するかもしれません。
インク容量はどのくらい?
新品のマーカーを1本使って、インクが無くなるまでA4コピー用紙を塗りつぶすという検証を行いました。
すでに検証済みのダイソーのマーカーでは、着彩する意味での塗り容量が尽きた後も、線画なら結構描き続けられるという結果に。はたしてセリアのインク容量はどのくらいなのかさっそく検証開始です!
にこる
A4コピー用紙を塗りつぶして実証
左:1枚目
右:2枚目
ものすごく描き心地好調で、インクが無くなってきたような違和感も全くなくあっという間に2枚塗り完了です。ブロード側を使用していますが、個人的にはダイソーのマーカーよりも塗りやすく伸びが良い印象です。
左:3枚目
右:4枚目
ダイソーのマーカーは3枚目でインクが出なくなったのに対し、セリアのマーカーはまだまだ全然塗れそうな雰囲気。3枚目の最後の方でようやく失速しはじめ、インクが無くなってきている塗り心地へと変化しました。
4枚目で完全に着彩する意味での「塗り」はできなくなり、限界を迎えますが、やっぱり文字や線画はまだ少し描けそうです。
インクが出なくなるまで線画を描いてみる
A4コピー用紙:5枚目
着彩するためのインク容量はすでに尽きた感がありますが、線画はまだ描けそうだったので続けて描いています。
ここで初めてブラシ側を使って文字を書き始めましたが、ブロード側ですでに尽きた感のあるインク容量は反対側でもすぐに尽き、意外にもこれだけでもう限界。ダイソーマーカーで結構描けた線画も、セリアのマーカーは全然粘り強さがありませんでした(笑)
A4コピー用紙:6枚目
ここら辺でもうカスッカス…
油性マーカーで描いた用紙を裏返すと、こんな感じだよね?と言わんばかりの裏面感!(笑)
縦置きに保管してたらもうちょっとだけ描けそうだけど、さすがにもう最期を迎えた感じなので検証終了です。
感想・まとめ
セリアのアルコールマーカーは「着彩できる」レベルのインク容量に限って言えば、100円にして必要十分なほど満足のいく結果だったと思います。
同じアルコールマーカーでも、着彩できなくなったダイソーのマーカーはその後の線画が思いの外たくさん描けたり、会社によってアルコールの成分の違いがある事も推察できます。
発売以来、各国の絵師から信頼を得ていると言っても過言ではない、コピックスケッチのブラシに変に寄せてしまったマーカーなだけに、様々な酷評を目にする事も多いセリアのマーカーですが、はっきり言ってこれは1本50円なんだぞ!?と声を大にして言いたい。
にこる
めーこ
ダイソーのマーカー同様に、今後1から絵をはじめたい!と思っている方や、お子さんへの最初の画材としてもおススメできるマーカーですが、将来的に本気でイラストを学びたい!と思っている方には全力でコピックをおススメしておきます(笑)
にこる(@choco2col)でした~!(*´з`)
まずは1色からでも本物を知ろう!