2019年度の風鈴市は7/17(水)~7/21(日)の開催予定となっています。この記事では昨年度の様子をご紹介しています。
2018年で23回目の開催となる川崎大師の風鈴市へ行ってきました。
今夏の猛暑は異常なほどの酷暑に加え、各地の熱中症に関するニュースが連日のように報道される中、すぐに体調を崩す私は必要外の外出は出来るだけ避けたい所でしたが、今回どうしても風鈴市に参加したかったので装備万全で行って参りました!
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川崎大師 風鈴市とは
川崎大師と言えば初詣で賑わう厄除けのお寺として有名ですが、年間を通して様々な行事やイベントも開催されています。
今回の「風鈴市」は毎年7月の行事として行われていて今年で23回目となり、川崎大師の夏の風物詩として親しまれ、昨年度は約30万人もの来場者で賑わいました。2018年は7/18~7/22までの5日間開催されています。
北海道から沖縄まで全国47都道府県から900種類、約30.000個もの風鈴が一堂に勢揃いし、全国最大規模の風鈴市としても知られています。
また、会期中は風鈴市会場に「風鈴納め所」が設置され、古くなった風鈴に感謝の気持ちを込めて納める事ができ、会期中毎日「納め風鈴法楽」が行われます。
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出品風鈴のご紹介
風鈴にはガラス製のもの、陶器製のもの、金属で出来た鋳物風鈴と、大きく分けて3種類に分けられます。混雑の中、全国47都道府県の900種類の風鈴全てを把握する事は出来ませんでしたが、個人的に興味深い魅力的な風鈴をいくつかご紹介します。
川崎大師オリジナル 厄除だるま風鈴
川崎大師のオリジナル風鈴で、会場内でも一番広く展開されていた風鈴ですね。会期中20日と21日の2日間のみ、透明の厄除だるま風鈴に「名入れ」を行っていました。
各日300個限定で、両日共に10時過ぎには名入れの整理券配布が終了したようなので、人気の具合が伺えます。
また、今季は「青」を追加した限定カラーの厄除だるま風鈴も所狭しと並べられていました。各カラーとても可愛らしい色合いなので、家族の人数分並べて飾っても素敵だし、毎年一個ずつ増やしていくというのも面白いかもしれませんね。
兵庫県 神戸風鈴
色合いが独特で縦長なのも特徴的なガラス製「神戸風鈴」です。風に揺られ光が差してキラキラ綺麗でした。
岩手県 りんご風鈴
こちらは金属で出来た鋳物「りんご風鈴」です。今季の風鈴市の案内を見た時に一番惹かれた風鈴でもありましたが、実物もとっても可愛らしく、鋳物風鈴の音色は独特で情緒を感じられる一品でした。
同じ岩手県から「いろり風鈴」という風鈴も出品されていました。どちらも個性的でとても面白いですね。
福島県 喜多方蒔絵風鈴
今回私が実物を見て一番気になったのがこちらのガラス風鈴でした。ガラスに描かれた絵もどれもとても魅力的なのですが、それにも勝る音色の違い。色々な風鈴を鳴らし、その音色を聴いてみましたが、こちらの喜多方蒔絵風鈴が一番自分にしっくりくる音色でした。
神奈川県 創作ガラス風鈴
所狭しと色々な創作風鈴が並べられ、見ていてとても楽しい一角でした。キュウリやナスの形をしたガラス風鈴や、星空の様な宇宙の様な柄の風鈴、パンダの形をした風鈴など、女子ウケする作品が多かった印象ですね。
神奈川県 苔玉風鈴
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静岡県 かも風鈴
デザインが一個一個違って見ていてとても面白かったのがこちらです。富士山の形のガラス風鈴や、てるてる坊主風鈴、お祝い袋の様なデザインの風鈴まで!とても個性的です。
広島県 太田川ガラス風鈴
シンプルですがなだらかな曲線美で、同じ色の風鈴がいくつも並んでいる情景に癒されます。カラフルな風鈴も良いですが、こういったシンプルな風鈴もとても良いですね。
愛知県 瀬戸焼風鈴
こちらは陶器製の風鈴です。猫や金魚といったモチーフの風鈴がとても可愛いらしく、その中の猫の風鈴にひどく心を奪われていた方がいらっしゃっいました。笑顔がとても素敵ですね。
京都府 竹風鈴
こちらは竹細工に包まれた鋳物風鈴です。和風のお部屋や建物に似合いますね。意外とたくさんの方が購入されていたので、人気の風鈴なのですね。
群馬県 上州がらす風鈴
磨りガラスで仕上げられていてとても上品なガラス風鈴です。透明ガラスも素敵ですが、磨りガラスの色の感じもとても綺麗ですね。
今回の風鈴市で2つ風鈴を購入したのですが、最後の最後まで悩んだ風鈴がこの「上州がらす風鈴」の一角にありました。綺麗な虹色のガラス風鈴で、デザインがとても好みで本当に迷いました。
風鈴を見る時に、普段はそれほど目にも留めない短冊ですが、こちらのpolkaさんの風鈴の短冊はトランプ風のおしゃれなデザインですごく気になりました。
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こちらの風鈴がとてもとても気になりましたが、結局私が購入したのは「喜多方蒔絵風鈴」2つ。最終的に決め手となったのは「音色」でした。polkaの風鈴もとても素敵でしたが、喜多方蒔絵風鈴の音色は深みがあり、情緒あふれる癒しの音色を感じられました。
今回私が購入した「喜多方蒔絵風鈴(きたかたまきえふうりん)」はAmazonさんでもいくつか取扱いがあるようですね。音色に関しては個人的にここの風鈴が一番お気に入りなので、風鈴の購入を検討されている方は是非チェックしてみてください。
その他気になる風鈴いろいろ
猫の形をしたガラス風鈴に、それぞれ絵が描かれていて可愛い風鈴でした。カエルさんもいますね。
鋳物風鈴。金魚の形で鈴を鳴らす舌(ぜつ)の部分にも金魚がモチーフになっていてとても面白い風鈴です。
こちらも鋳物風鈴ですね。ロケット型でしょうか?なかなか無いデザインですよね。ゴールドと奥にシルバーも飾られていました。
河童の形のガラス風鈴。憎めないお顔をしてて可愛いです。
少し形が変わった磨りガラスの風鈴です。やはり磨りガラスは落ち着いたデザインで上品ですね。
風鈴市会場の猛暑対策は
今回風鈴市に訪れた日は「高温注意報」が発令され、関東では40°近い気温を記録していました。ただ立っているだけでも熱中症になる危険もある、かなり警戒が必要な気候でした。
考えただけでも行って帰って来れるか心配だった私は、かなりの厳重装備(保冷剤たくさん持参)で行きましたが、風鈴市の会場は思っていたより涼しく意外でした!
風鈴が飾られている区画は頭上にゴザが敷き詰められていて、霧状のミストが延々と噴射されていました。
炎天下の日向は1分も立っていられない程の高温ですが、日陰ならだいぶ涼しく、運営さん側の配慮で冷たいお茶の配布等も行われていたので、思っていた以上に会場に長居する事ができました。
川崎大師 風鈴市 感想まとめ
今年で23回目にもなる川崎大師の風鈴市ですが、長年親しまれて今日まで続いているのに、今年初めてこの催しがある事を知り、急遽訪れる事になりました。
以前も「長年続くイベントや催しには、長く続くなりの理由がある」と記事にした事がありますが、正直なところ今回の風鈴市に行くまではそこまで「風鈴」に興味が無かったのも事実です。
しかし、風鈴市に行きはするけど風鈴を購入する気も全くなかった私が、帰る頃には2つも風鈴を手にしていました。並んでいる風鈴も決して安いとは思いません。3000円前後する物がほとんどでした。中には1万円を超える物もありましたし。
それでも風鈴市会場の居心地の良さについ長居してしまった事、想像していたよりも遥かに多い数の風鈴を見る事ができ、交ざり合う音色に癒され、心が満たされました。
日々忙しく一日が過ぎ去ってしまう方が多いとは思いますが、たまには時間の流れをゆっくりにして風に乗って聞こえてくる風鈴の音色に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか?きっと心洗われて、明日へつながる活力源になる事と思います!
川崎大師の風鈴市は長年親しまれている催しです。来年度の日程もすでに決まっていますので、ご興味のある方は川崎大師の年中行事を是非チェックしてみてください。
参考
年中行事 毎月行われている行事川崎大師
2019年度の風鈴市は7/17(水)~7/21(日)の開催予定となっています。
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