デザインあ展オリジナルグッズ「歯車じょうぎ」であそんでみた!

デザインあ展 歯車じょうぎ

Eテレの人気番組「デザインあ」の展覧会が東京・お台場の日本科学未来館で開催されています。【現在は終了しています】

ご存知の方も多いとは思いますが「デザインあ」の展覧会では、展覧会オリジナルの会場限定グッズが多数販売され、話題を呼んでいます。

ポストカードやノート、筆記具といったステーショナリーから、衣類や雑貨など、各種色々販売されていますが、その中でもじわじわ人気を集めているのが「歯車じょうぎ」なんだそうです!

そんな「歯車じょうぎ」を、来場の際運よくゲットしていたにこる(@choco2col)ですが、今回は定規の使用感とあそんでみた感想、魅力についてレビューさせていただきます!

歯車じょうぎ詳細

デザインあ展 歯車じょうぎ

価格:756円
素材:スギ
対象年齢:6歳以上
製造元:フロンティアジャパン株式会社
発売元:森ビル株式会社 森アーツセンター
国産のスギ間伐材を使用しているので、木目の形や色合いがひとつひとつ異なります。恐らく使い込めば色が濃くなり、艶が出てくると思います。

デザインあ展 歯車じょうぎ

パーツを取り外して、内側の枠の中で歯車を回すことで簡単に幾何学模様を描くことが出来ます、と案内書きがあります。

天然のスギ材に歯車模様の切込みが入っているのですが、はじめは完全にくりぬかれている訳ではなく、パッケージを開けて、歯車パーツを取り外す事が予想以上に神経を使いました。

無意識で勢いよく外してしまうと、木目模様のスジの方向にパキッといってしまいます。

歯車のかみ合わせの部分も細かいので、その辺がかなり欠けやすくなっています。なぜこの商品にスギ材を使用したんでしょうか?・・・デザインされた方の思惑が理解不能です(笑)

一応スギ素材の特徴はというと・・・
木材の中でも軽く、軟らかい部類で加工がしやすく、保存性もそこそこよい・・・らしいです。
パーツをくりぬいている時も思いましたが、この定規、全体的にパキッ!と割れやすい感じがします。(感じがするだけ・・・)特にパーツをくりぬいた後の本体側!

にこる

デザインあ展 歯車じょうぎ

厚みは2mm無いくらい。とにかく軽くて柔らかいので、幼児に扱わせたら一瞬で折れてしまいそうです(笑)対象年齢が6歳以上なのも頷けました。

ちなみに、商品名にも「じょうぎ」と付いていますが、メモリ部分は正直飾りのような気がします。普通の定規は大抵が線を引きやすいように角度がついていたりしますが、これは少し厚手のハガキみたい。大きさもほんの少し縦に長い位でほぼハガキ大です。

とりあえずグルグルやってみる!

もうね、使い方としては説明書要らずでくるくる回すだけなので調簡単です!

使いはじめこそ結構スムーズに噛み合わさって綺麗に線画が描けますが、なにしろ柔らかいスギ材が使われているので、この先何度も何度も噛み合わせていたら、歯車の部分が消耗して擦り減ってくる可能性大なのでは?と思いました。

デザインあ展 歯車じょうぎ
デザインあ展 歯車じょうぎ

説明書きには幾何学模様描けると書いてありましたが、似たような模様も多く、さほど変化で驚く事はないかもしれません・・・

実際に使用してみて思う事

【結論】
すぐに飽きるよ。

ただし!それは、大人目線での感想です。「歯車じょうぎ」と商品名が付いている割には、一度木目から外した歯車を再び戻してもパカパカ外れてしまうので、普段、定規として使うにはかなりの使いにくさを感じます。

そして素材が「スギ」である事に、企画制作者のこだわりをものすごく感じざるを得ませんでした。

噛み合わせて回転させる設計上、どう考えても破損しやすいし、使用頻度による劣化である意味「消耗品」のような感覚になりました。

ただ、素材を選ぶ段階で、耐久性を考え、プラスチック素材を選ぶ事はすごく簡単です。でも、プラスチック素材にした時、それが「デザインあ」のイメージやコンセプトにズレを与えてしまわないでしょうか?

ほとんどの方はそこまで細かい部分は気にならないかもしれません・・・。

にこる

めーこ

デザインするって、むずかしいねー?
他にも、もっとコストを下げる事も出来たと思う商品は色々ありました。日本製の「あ曲げわっぱ」¥7,344や、新たに加わった限定商品の「あトートバッグ」も8,000円以上して驚いたのですが、よくよく見れば素材にも高価なものが使われています。

「デザインあ」の番組でも、「つくる」というコーナーで日本古来の伝統品が製造される工程が紹介されていますが、製造工程として、なるべく地球上に自然素材として存在しているところから追いかける、という事をコンセプトのひとつとしているそうです。

そういったこだわりを知れば、オリジナルグッズの企画・制作に対するこだわりにも素直に頷けました。

そもそも、「日常で使いやすいように考えてデザインされた商品ではない」という事ですね。日常で使いやすい商品をお探しであれば、もっと安くて良い商品は他にもたくさんあります。

歯車定規の元祖は「スピログラフ」


1965年にイギリス人発明家のデニス・フィッシャーが考案したと言われている「スピログラフ」は、主に女の子の間で子供の頃に流行り、懐かしく思う方もいるかもしれませんね。

幼少期から既にお絵かきに目覚めていた私は、よく飽きもせずに日々くるくるやっていたのを思い出します。元祖は「スピログラフ」ですが、似たような商品も多く、現在は100円ショップでも気軽に販売されていますし、子供の頃に遊んだことがある方もきっと多いはず。

使い勝手や耐久性を考えれば、間違いなく「スピログラフ」に軍配があがりますが、今回のデザインあ展での「歯車じょうぎ」の存在が無ければ、子供の頃にスピログラフで遊んだ思い出を思い返すことは、恐らくなかったと思います。

私にとっては、それだけでも購入して良かったなと思える商品になりました。

大人がやるとすぐに飽きるかもしれないですが、お子さんにはきっと楽しく想像力も駆り立ててくれる商品だと思うので、機会があったら是非やってみて欲しい商品でした!
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